【延期】2021/08/15(日) 木下惠介作品上映会『笛吹川』~夏の章~

新型コロナウィルス感染症まん延防止等重点措置の実施にともない、『笛吹川』上映会を 2022/2/13(日)に延期いたしました。ご理解とご協力をお願いいたします。

特集『木下惠介記念館開館20周年記念 わたしと木下惠介の春夏秋冬』

 木下惠介監督は生涯に渡り、人々の強さ、弱さ、美しさ、醜さなど、喜びや悲しみの物語を通して「本当の人間」を描き続けました。人間の一生は、めぐりめぐる「春夏秋冬」とともにあります。木下映画の中にも、それぞれの季節性が秘められています。
 春―豊かな自然あふれる田舎の牧場に帰ってきたストリッパーの女の冒険
 夏―太陽がさんさんと照る小豆島の小学校を舞台にした先生と生徒の愛の物語
 秋―野菊が咲く中いとこ同士の男と女が語り合う切ない思い出
 冬―雪山に捨てられる母と置き去ることができない息子の葛藤…
 木下監督、そして私たちが思い浮かべる「春夏秋冬」をそれぞれの作品に見ることができます。木下惠介監督への尽きぬ想いは私たちの春夏秋冬に織り込まれ永遠に流れていきます。


Ⓒ松竹 1960

【作品詳細】
『笛吹川』
(1960(昭和35)年、117分、特殊カラー、シネマスコープ)
監督・脚色:木下惠介/原作:深沢七郎
撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司
出演:高峰秀子、田村高廣、市川染五郎(九代目松本幸四郎)、岩下志麻、川津祐介、中村萬之助(二代目中村吉右衛門)
※1960年度キネマ旬報ベスト・テン第4位

【あらすじ】
深沢七郎の同名小説を木下惠介が脚色・監督し、独自の映像表現に挑戦した野心作です。モノクロフィルムに部分的に特殊色彩を焼き付ける手法で、観る人に躍動感あふれるインパクトのある印象を与えます。戦国時代の甲斐の国を舞台に、笛吹川のほとりに住む貧農の5世代にわたる約60余年の物語です。川の水に浸かるかのように、戦乱に生きる人々の寒々とした想いが感じられます。


【上映会概要】
日程:2021年8月15日(日) 2022年2月13日(日)①10:00〜 ②14:00~
開場:上映30分前
会場:木下惠介記念館・アートホール
入場料:100円
定員:80名 
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
お申し込み:不要。当日受付のみ。上映一時間前より受付開始します。

■ 満員の場合は、入場をお断りすることがあります。ご了承ください。
■ 公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際は近隣の有料駐車場を
  ご利用ください。
■ 栄町パーキングをご利用の方には、事務所にて駐車券に駐車料金割引の
  押印をいたします。
■ 浜松駅バスターミナル3番のりばより全路線「鴨江アートセンター」下車。