【終了しました】2023/8/26(土)講演会「木下惠介とその兄弟たち」
木下惠介は日本昭和期を代表する映画監督の1人として、『二十四の瞳』や『喜びも悲しみも幾歳月』、『楢山節考』、『カルメン故郷に帰る』など家族や兄弟をテーマにした名作が数多くあり、木下惠介が家族や兄弟から映画創作のインスピレーションを与えられたことは疑いありません。
木下惠介は静岡県浜松市にある漬物屋の8人兄弟(男6人・女2人)の五男として生まれました。4つ下の弟・忠司は作曲家として、木下映画の重要作のほとんどの音楽を担当しました。また12歳年下の妹・芳子は後に木下映画の名キャメラマン楠田浩之と結婚し、さらに脚本家として多くの作品を手がけました。この三兄弟が手を結んで作り上げた唯一の木下映画『夕やけ雲』には、木下惠介と兄弟たちの深い感情を垣間見ることができます。
昨年12月、一時期養女として一緒に暮らしていた姪御にあたる原田忍(木下忍)氏が、木下惠介が遺した貴重な手紙や写真を基に、『木下恵介とその兄弟たち』と題する著書を出版しました。それを記念し、作者の原田忍(木下忍)氏を迎えて講演会を開催します。さらに木下惠介の妹・芳子の長男である楠田泰之氏を招いて、対談の場を設けて、今までまだ誰にも知られていない木下惠介の素顔、および木下家族の系譜を紐解いていきます。
【開催概要】
日時:2023年8月26日(土)14:00~16:00(受付開始:13:30~)
会場:木下惠介記念館・アートホール
対象:中学生以上
定員:30名(先着順)
参加料:500円
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
【講師】原田 忍(木下 忍)
木下惠介の5歳上の兄・政二の子で、戦後中国江蘇省徐州市で生まれる。翌年引揚げ後、2歳上の兄と辻堂の惠介の家に住み、二人とも惠介の養子になる。10歳のとき兄を残して養子を解消し、母が住む静岡に転居。早稲田大学教育学部卒。川崎市立小学校、神奈川県立養護学校教師として定年まで勤務。退職後8年間、川崎市社会福祉協議会生活支援員を行う。その後ボランティアとして、川崎市と東京稲城市在住の外国人に日本語を教えて現在に至る。その傍ら書き溜めたエッセイと、母の再婚により14歳から養父となった惠介の末弟八郎が遺した、木下家の古い手紙などを紐解き、惠介を中心にした『木下惠介とその兄弟達』の本を執筆。昨年12月出版。
【応募方法】
2023年6月15日(木)9:00~受付開始
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。メール、電話、窓口にて承ります。
・講座名、日時
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ
木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
静岡県浜松市中区栄町3番地の1
窓口:9:00~17:00
TEL:053-457-3450 E-mail:k.m.m@keisukemuseum.org
・会場内の写真が木下惠介記念館のウェブサイト等に掲載されることがあります。