【終了しました】2022/1/16(日) 木下惠介作品上映会『お嬢さん乾杯!』~冬の章~

特集『木下惠介記念館開館20周年記念 わたしと木下惠介の春夏秋冬』

 木下惠介監督は生涯に渡り、人々の強さ、弱さ、美しさ、醜さなど、喜びや悲しみの物語を通して「本当の人間」を描き続けました。人間の一生は、めぐりめぐる「春夏秋冬」とともにあります。木下映画の中にも、それぞれの季節性が秘められています。
 春―豊かな自然あふれる田舎の牧場に帰ってきたストリッパーの女の冒険
 夏―太陽がさんさんと照る小豆島の小学校を舞台にした先生と生徒の愛の物語
 秋―野菊が咲く中いとこ同士の男と女が語り合う切ない思い出
 冬―雪山に捨てられる母と置き去ることができない息子の葛藤…
 木下監督、そして私たちが思い浮かべる「春夏秋冬」をそれぞれの作品に見ることができます。木下惠介監督への尽きぬ想いは私たちの春夏秋冬に織り込まれ永遠に流れていきます。


Ⓒ松竹 1949

【作品詳細】
『お嬢さん乾杯!』
(1949(昭和24)年、89分、モノクロ、スタンダード)
監督:木下惠介/脚本:新藤兼人/撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司
出演:佐野周二、原節子、佐田啓二、村瀬幸子、坂本武、東山千栄子

【あらすじ】
没落貴族のお嬢様と庶民出身の工場経営者、まるで違う世界の二人に縁談が舞い込む。階級の壁やお互いの身分の意識を乗り越えようとする恋情が、軽快なタッチで抽かれ、ロマンティックな雰囲気を醸し出す。戦後日本秩序の建て直しに伴う、従来の社会メカニズムの革新を象徴する作品でもある。木下惠介の最高のラブコメディとしてファンに愛されている。「永遠の処女」と呼ばれる女優・原節子が出演した唯一の木下映画である。


【上映会概要】
日程:2022年1月16日(日)①10:00〜 ②14:00~
開場:上映30分前
会場:木下惠介記念館・アートホール
入場料:100円
定員:80名 
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
お申し込み:不要。当日受付のみ。上映一時間前より受付開始します。

■ 満員の場合は、入場をお断りすることがあります。ご了承ください。
■ 公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際は近隣の有料駐車場を
  ご利用ください。
■ 栄町パーキングをご利用の方には、事務所にて駐車券に駐車料金割引の
  押印をいたします。
■ 浜松駅バスターミナル3番のりばより全路線「鴨江アートセンター」下車。