【終了しました】2024/02/18(日) 木下惠介作品上映会『惜春鳥』

特集『木下惠介映画にみる地理学』

北海道、瀬戸内海、九州、スリランカ・・・日本国内に留まらず、木下惠介監督は映画のロケ地を様々な地に求めていきました。そして、それぞれの地域が持つ独自の風景や文化や歴史を自身の映画創作に融合させ、そこで展開する物語には、その地域ならではの独特な気質が織り込まれました。長崎県長崎市で原子爆弾の投下により妻を亡くした放射線医学博士の怒りと哀しみ、福島県会津若松市で育ち久々に帰省した大学生と友人たちの悩みと戸惑い、岐阜県高山市に休暇で帰省した男性と未亡人となった幼馴染の間に再燃した恋心と迷走・・・本特集では、東北から九州の地で展開する6本の木下惠介映画を選び、地域と映画の新たな関係性と可能性を問いかけ、木下惠介監督ならではの地理学的な考え方を提示していきたいと思います。


Ⓒ松竹 1959

【作品詳細】
『惜春鳥』
1959(昭和34)年、102分、カラー、シネマスコープ
監督・脚本:木下惠介/撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司
出演:津川雅彦、石濱朗、川津祐介、小坂一也、山本豊三、有馬稲子、佐田啓二

【あらすじ】
会津若松市を舞台に友情の美しさを描いた青春映画。東京の大学に進学した岩垣が久々に帰省し、境遇の違う仲間4人と再会したが、それぞれ人生の苦悩を抱えている・・・その青年らと会津藩の藩士子弟により結成された「白虎隊」をダブらせながら、純粋で情熱的な感情を際立たせる。昭和の名優と呼ばれる津川雅彦が出演した唯一の木下映画。


【上映会概要】
日程:2024年02月18日(日)①10:00〜 ②14:00~
開場:上映30分前
会場:木下惠介記念館・アートホール
入場料:100円
定員:80名
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
お申し込み:不要。当日受付のみ。上映一時間前より受付開始します。

■ 満員の場合は、入場をお断りすることがあります。ご了承ください。
■ 公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際は近隣の有料駐車場を
  ご利用ください。
■ 栄町パーキングをご利用の方には、事務所にて駐車券に駐車料金割引の
  押印をいたします。
■ 浜松駅バスターミナル3番のりばより全路線「鴨江アートセンター」下車。