【終了しました】2022/12/4(日)講演会「木下惠介と中国の絆」

木下惠介生誕110周年となる2022年は、日中国交正常化50周年と重なります。木下惠介は中国映画界と積極的に交流し、1956年には代表作の『二十四の瞳』を携えて、また1977年にも日中文化交流協会映画人代表団の団長として、吉永小百合らとともに訪中しました。さらに、最終的に映画化はされなかったものの、木下惠介が映画監督人生の最後に作ろうとしていた作品は、『戦場の固き約束』という日中合作映画でした。本講演会は、日中映画交流史研究に長年携わってきた劉文兵氏(大阪大学大学院人文学研究科准教授)を迎え、著作「木下惠介論」を基に、山田太一氏をはじめとする木下組の助監督や、飯島敏宏プロデューサー、木下惠介と一緒に訪中した佐藤純子氏(日中文化交流協会理事)など、木下惠介と関係のあった方々への取材から得た新証言を取り入れ、木下惠介と中国の深い関係性を新たな視点で紐解きます。

昭和31年(1956年)、万里の長城にて(左から)木下惠介と杉村春子、乙羽信子の記念写真

【開催概要】

日時:2022年12月4日(日)14:00~16:00(受付開始:13:30~)
会場:木下惠介記念館・アートホール
対象:中学生以上
定員:30名(先着順)
参加料:500円
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)



【講師】

劉 文兵(りゅう・ぶんぺい) 
中国山東省生まれ。大阪大学大学院人文学研究科准教授。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。主な著書に『中国10億人の日本映画熱愛史』(集英社新書、2006)、『証言 日中映画人交流』(集英社新書、2011)、『日本電影在中国』(中国語、中国電影出版社、2015)、『日中映画交流史』(東京大学出版会、2016)、『映画がつなぐ日本と中国』(東方書店、2018)、『日本の映画作家と中国』(弦書房、2021年)がある。2015年日本映画ペンクラブ賞・奨励賞を受賞。


【応募方法】          
2022年10月15日(土)9:00~受付開始
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。メール、電話、窓口にて承ります。

・講座名、日時
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ

木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
静岡県浜松市中区栄町3番地の1 
窓口:9:00~17:00
TEL:053-457-3450 E-mail:k.m.m@keisukemuseum.org


・新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催内容の変更、延期等の可能性があります。
・入場時の手のアルコール消毒、検温、マスクご持参の上の着用にご協力お願いいたします。
・会場内の写真が木下惠介記念館のウェブサイト等に掲載されることがあります。