【終了しました】2022/6/12(日) 講演会「木下惠介とクィアな感性」

映画研究者の久保豊氏(金沢大学人間社会学域准教授)をお招きし、クィアな視点から木下惠介の映画を読み解きます。「クィア」という言葉は、性的マイノリティを表す言葉としてよく用いられますが、現代のクィア理論では「マイノリティを抑圧・差別する、社会的な権力構造」に抵抗する視点として位置づけられています。『カルメン故郷に帰る』や『夕やけ雲』など、社会規範への抵抗を喚起させるような作品を例に、木下映画のクィア性を映画批評の観点から再考します。


『カルメン故郷に帰る』©1951
『夕やけ雲』©1956

『海の花火』©1951



【開催概要】
日時:6月12日(日)14:00~16:00(受付開始:13:30~)
会場:木下惠介記念館・アートホール
対象:中学生以上
定員:30名(先着順)
参加料:500円
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)



【講師】
久保 豊(くぼ・ゆたか) 
映画研究者。金沢大学人間社会学域准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。主な関心分野は、日本映画史、クィア批評、エイジング、食の映像表現、震災以後の喪の映画など。著書に『夕焼雲の彼方に──木下惠介とクィアな感性』(ナカニシヤ出版、2022年)、編著に『Inside/Out──映像文化とLGBTQ+』(早稲田大学演劇博物館、2020年)など、論文多数。

【応募方法】          
2022/4/15(金)9:00~受付開始
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。メール、電話、窓口にて承ります。

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・新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催内容の変更、延期等の可能性があります。
・入場時の手のアルコール消毒、検温、マスクご持参の上の着用にご協力お願いいたします。
・会場内の写真が木下惠介記念館のウェブサイト等に掲載されることがあります。