【終了しました】2021/10/17(日) 木下惠介作品上映会『喜びも悲しみも幾歳月』~秋の章~

特集『木下惠介記念館開館20周年記念 わたしと木下惠介の春夏秋冬』

 木下惠介監督は生涯に渡り、人々の強さ、弱さ、美しさ、醜さなど、喜びや悲しみの物語を通して「本当の人間」を描き続けました。人間の一生は、めぐりめぐる「春夏秋冬」とともにあります。木下映画の中にも、それぞれの季節性が秘められています。
 春―豊かな自然あふれる田舎の牧場に帰ってきたストリッパーの女の冒険
 夏―太陽がさんさんと照る小豆島の小学校を舞台にした先生と生徒の愛の物語
 秋―野菊が咲く中いとこ同士の男と女が語り合う切ない思い出
 冬―雪山に捨てられる母と置き去ることができない息子の葛藤…
 木下監督、そして私たちが思い浮かべる「春夏秋冬」をそれぞれの作品に見ることができます。木下惠介監督への尽きぬ想いは私たちの春夏秋冬に織り込まれ永遠に流れていきます。


Ⓒ松竹 1957

【作品詳細】
『喜びも悲しみも幾歳月』
(1957(昭和32)年、160分、カラー、スタンダード)
監督・原作・脚本:木下惠介/撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司
出演:高峰秀子、佐田啓二、田村高廣、中村嘉葎雄、有沢正子、桂木洋子
※1957年度キネマ旬報ベスト・テン第3位

【あらすじ】
雑誌に掲載された灯台長の妻の手記にインスピレーションを得て作り上げた作品で、木下惠介監督の映画生涯を代表する大作のひとつである。巡り廻る四季を見守る灯台を転々としながら厳しい駐在生活を送る灯台守夫婦。その戦前から戦後に至る波瀾万丈の25年間を描く。辺地に点在する灯台でロケを敢行したが、その一つである御前埼灯台は、2021年5月に新たに国の重要文化財に指定されることになった。


【上映会概要】
日程:2021年10月17日(日)①10:00〜 ②14:00~
開場:上映30分前
会場:木下惠介記念館・アートホール
入場料:100円
定員:80名 
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
お申し込み:不要。当日受付のみ。上映一時間前より受付開始します。

■ 満員の場合は、入場をお断りすることがあります。ご了承ください。
■ 公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際は近隣の有料駐車場を
  ご利用ください。
■ 栄町パーキングをご利用の方には、事務所にて駐車券に駐車料金割引の
  押印をいたします。
■ 浜松駅バスターミナル3番のりばより全路線「鴨江アートセンター」下車。