【終了しました】2020/9/19(土) 〜 10/18(日) つくって知ろう 木下惠介の映像表現 – KAMOE よせる DAYS –

 

 つねに新しい映像表現に挑戦していた映画監督・木下惠介。その斬新な手法にオマージュを込めたワークショップです。『カルメン純情す』、『野菊の如き君なりき』、『笛吹川』で使用された演出を、絵を描いたり、紙を切ったり、色を塗ったり工作をしながら体感します。         

※テーマとなる作品は10日ごとで入れ替えます。
【斜め】参考作品『カルメン純情す』 開催期間:9月19日(土)~9月28日(月)
【枠】参考作品『野菊の如き君なりき』 開催期間:9月29日(火)~10月8日(木)※10月5日(月)、10月6日(火)は休館日です。
【色】参考作品『笛吹川』 開催期間:10月9日(金)~10月18日(日)


※予約不要。会場へ直接お越しください。
※ハサミ等を使う場合があります。小さいお子様は保護者と一緒にどうぞ。
※会場は無人です。用意されている材料、道具をご自由にお使いください。


©松竹 1952

『カルメン純情す』(1952年)
【演出:斜め】

 ストリッパーのカルメンと芸術家の恋を軸に、再軍備論争など日本独立直前の世相も盛り込んだ風刺喜劇です。
 すべてのカットでカメラを斜めに傾けて撮影するという大胆で独特な演出が印象的です。画面は常に安定を失って、寄りどころのないカルメンの不安な感情を表現しています。


©松竹 1955

『野菊の如き君なりき』(1955年)
【演出:枠】

 久々に故郷を訪れた老人が、昔、旧家で一緒に暮らした2歳年上の従姉との淡い恋心を募らせていく日々を回想していきます。
 メインの回想シーンでは、画面に白い楕円形の枠を登場させ、昔の出来事であることが伝わるように演出しました。


©松竹 1960

『笛吹川』(1960年)
【演出:色】

 高峰秀子が18歳の少女から85歳の老婆まで一人で演じている傑作です。
 モノクロフィルムに部分的に色を焼き付ける手法を用いて、自由に着色されているため、ただの風景がまるで夢の世界のように感じられます。


浜松市鴨江アートセンター
ホームページ
https://kamoeartcenter.org/


開催日:2020年9月19日(土)~10月18日(日)
開催時間:9:00~21:00
会場:浜松市鴨江アートセンター・1階ロビー
対象:どなたでも。ハサミ等を使う場合があります。小さいお子様は保護者と一緒にどうぞ。
定員:なし
参加料:無料
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)・浜松市鴨江アートセンター(指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ)


・マスクご持参の上の着用をお願いいたします。マスク未着用の方はご入場をお断りさせていただきます。
・場合により入場者数を制限することがあります。
・入場時に検温を行います。ご協力ください。
・出入口に消毒液を設置いたします。手指の消毒にご協力ください。
・体温が平熱以上の方、体調がすぐれない方のご参加はご遠慮ください。
・感染症対策のため、開催形態の変更や延期の可能性があります。あらかじめご了承ください。
・会場内の写真が木下惠介記念館のウェブサイトなどに掲載されることがあります。