2025/4/20(日)~2025/9/21(日)木下惠介記念館所蔵品展「6つの感官(センス)でめぐる木下惠介の世界」

「映画は総合芸術」といわれるように、卓越した映画作品は、優れた美術、音楽、演劇、文芸、建築など、様々な芸術表現の要素が巧みに構成されて実現します。そのすべてを統括し、総合的に判断して一本の作品に結実させることこそが、映画監督の役目です。「天才監督」と呼ばれる木下惠介は、幼いころよりあらゆる感官(sense)や感受性(sensitivity)が鋭敏であったと言われ、バランス感覚に秀でていました。

感官とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、すなわち「五感」のことを言います。五感を超え、物事の本質を捉える能力が「第六感」だと言われています。これらすべてに並外れた敏感さを持つ木下の感性が、数々の名作の基盤となりました。

このコーナーでは、当館が所蔵するプライベートコレクション(木下惠介の私物)から、6つの感官(センス)(センス)をキーワードに、木下監督の映画世界で発揮された感性が表れる品々を展示します。好き嫌いがはっきりとしていることを自身の「個性」だと前向きに捉えていた木下の、こだわりが光る私物の数々には、映画の世界だけでなく、プライベートの生活でも自分の感性に従い、妥協をしない姿勢が表れています。


【展示情報】
会期:2025年4月20日(日)~2025年9月21日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、そのほかメンテナンス休館日等はウェブサイトにてご確認ください
開館時間:9:00~17:00
会場:木下惠介記念館1階 特別展示室
観覧料:100円
主催:木下惠介記念館[指定管理者:浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループ]


・会場内の写真が木下惠介記念館のウェブサイト、SNSなどに掲載されることがあります。