2026/2/15(日) 木下惠介記念館映画上映会『楢山節考』

特集「田中絹代よ永遠なれ」

日本映画界の偉大な女性映画人・田中絹代は、14歳で松竹に入社してから67歳で亡くなるまで50年以上を映画に捧げ、約260本もの作品に出演、さらに6本の映画を監督しました。その姿は、没後50年をまもなく迎える今日に至るまで、深く映画史に刻まれています。

戦中から戦後にかけて、純情派から一流の演技派俳優として成長する中で、溝口健二、小津安二郎、成瀬巳喜男などの日本映画を代表する名監督から絶大な信頼を得た田中絹代が、特に革新的な演技を見せたのは、木下惠介の監督作品でした。田中と木下の二人は共に映画への不屈の愛と情熱を宿し、日本映画を牽引しました。本特集では、その強い絆を象徴し、二人の映画人の魂が重なる作品を紹介します。


©1958松竹

【作品詳細】

『楢山節考』
1958(昭和33)年、98分、カラー、シネマスコープ

制作・監督・脚本:木下惠介/撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司
出監督・脚色:木下惠介/原作:深沢七郎/撮影:楠田浩之/音楽:杵屋六左衛門、野沢松之輔/出演:田中絹代、高橋貞三、望月優子、市川團子(二代目市川猿翁)、宮口精二

深沢七郎原作の同名小説を映画化。民間伝承の姥捨伝説を背景に、70歳になると楢山参りの風習がある山奥の寒村の物語。主演の田中は、老母役のためにさし歯を抜いて挑んだ。歌舞伎の要素が存分に活かされ、舞台の早替わりの手法や、音楽に長唄や浄瑠璃が用いられた。本作の日本の様式美はヴェニス国際映画祭で絶賛された。

1958年度キネマ旬報ベスト・テン第1位・監督賞・女優賞(田中絹代)、第13回毎日映画コンクール日本映画大賞・監督賞・音楽賞


【上映会概要】
日程:2026年2月15日(日)①10:00〜 ②14:00~
開場:上映30分前
会場:木下惠介記念館・アートホール
入場料:100円
定員:80名
主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
お申し込み:不要。当日受付のみ。上映一時間前より受付開始します。

■ 満員の場合は、入場をお断りすることがあります。ご了承ください。
■ 公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください。
■ 浜松駅バスターミナル3番のりばより全路線「鴨江アートセンター」下車。