【終了しました】2024/12/07(土)特別上映『二十四の瞳』&高峰秀子生誕100周年記念トークイベント「「二十四の瞳」からのメッセージ」
2024年、日本映画を代表する女優・高峰秀子は生誕100周年を迎えました。同時に、高峰秀子と木下惠介の代表作として挙げられる『二十四の瞳』の劇場公開70周年とも重なります。その二重の節目を記念して、木下惠介監督の生没月にあたる12月に合わせて、『二十四の瞳』の特別上映会を開催します。上映後に、ノンフィクション作家の澤宮優氏を迎えて、昨年に再版された著作『「二十四の瞳」からのメッセージ』を中心に、生誕記念トークイベントを行います。
世界中の映画ファンに愛されている不朽の名作『二十四の瞳』は、木下惠介映画における重要なテーマ「反戦と平和」に一貫しています。高峰秀子が演じる主人公の大石先生と12人の生徒の師弟愛が、激動する18年間の変遷をたどり描かれています。小豆島の美しい大自然を舞台に、戦争や家父長制、階級、貧困問題という社会派的な要素を織り込み、時代の悲劇を対照的に可視化させています。今なお、世界で現に起こっている戦争を連想し、改めて『二十四の瞳』から私たちに届くメッセージを考える機会となることを願っています。
【開催概要】
・日時:2024年12月07日(土)13:00~17:00(12:30~受付開始)
・会場:木下惠介記念館 アートホール
・対象:中学生以上
・定員:50名(先着順)
・参加料:500円
・主催:木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
【プログラム】
13:00 開始
13:05~15:41 特別上映『二十四の瞳』(156分)
15:41~15:50 休憩
15:50~17:00 高峰秀子生誕100周年記念トークイベント「「二十四の瞳」からのメッセージ」
・トークゲスト:澤宮 優(ノンフィクション作家)
・聞き手:戴 周杰(木下惠介記念館)
17:00 終了
【上映作品】
『二十四の瞳』
(1954年、156分、モノクロ、スタンダード)
監督・脚色:木下惠介/原作:壺井栄/撮影:楠田浩之/音楽:木下忠司
出演:高峰秀子、月丘夢路、小林トシ子、井川邦子、田村高廣、笠智衆
【あらすじ】
高峰秀子と木下惠介の両者共に代表作として挙げられる、日本映画史に輝く不朽の名作。壺井栄の同名小説を映画化した本作では、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、小学校の女教師と12人の生徒たちの師弟愛が戦前から戦後にかけての年代記的に綴られる。この物語は、今でも世界中の映画ファンに感動を届けている。
【トークゲスト】澤宮 優(さわみや ゆう)
ノンフィクション作家。1964年熊本県生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。陰で懸命に生きる人物をモチーフに、文学、歴史、映画、スポーツと幅広く執筆。シナリオ作家協会主催「大伴昌司賞」ではノミネート賞を受賞。「ミズノスポーツライター賞」優秀賞を受賞。近著に『二十四の瞳からのメッセージ』(論創社)、『昭和十八年幻の箱根駅伝』、『戦火に散った巨人軍最強の捕手』(以上河出書房新社)、『集団就職』(弦書房)、『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』、『イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち』(以上KADOKAWA)、『あなたの隣にある沖縄』、『バッティングピッチャー』(以上集英社)、『世紀の落球』(中央公論新社)など多数。
【申込方法】
募集期間:2024年10月16日(水)9:00~定員に達するまで
お申込みにあたり必要事項をご連絡ください。メール、電話、窓口にて承ります。
・タイトル、日時「2024/12/07(土)特別上映『二十四の瞳』&高峰秀子生誕100周年記念トークイベント「「二十四の瞳」からのメッセージ」
・参加者の氏名、よみがな
・電話番号
・学年(高校生以下の場合)
・開催を知ったきっかけ
木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)
静岡県浜松市中央区栄町3番地の1
窓口:9:00~17:00(休館日あり)
TEL:053-457-3450 E-mail:k.m.m@keisukemuseum.org
- 特別上映に関して、他の方の鑑賞の妨げになる場合は退出をお願いすることがあります。
- 会場内の写真が木下惠介記念館のウェブサイト、SNSなどに掲載されることがあります。
- 諸般の事情により、開催形態を変更することがあります。予めご了承ください。
■ 公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください。
■ 浜松駅バスターミナル3番のりばより全路線「鴨江アートセンター」下車。