木下惠介のホームムービーの公開について

日本を代表する映画監督の木下惠介が、ホームムービーを撮っていたことをご存知ですか?
戦後の高度経済成長期に民間に広く普及した8mmフィルムなど、いわゆる「ホームムービー」は、その時代を記録する貴重な文化遺産です。木下惠介は、俳優を相手に照明やカメラをセットして撮影する大掛かりな商業映画とは対照的に、思い立ったらハンディカメラで手軽に撮影できるホームムービーを多く撮りました。
今まで当館の収蔵庫に眠っていた木下惠介が撮った(または撮られた)ホームムービーを館内にて公開します。木下家をめぐる日常生活をはじめ、昭和時代における浜松の街の原風景や人々の姿、または木下惠介が映画を製作する際に各地で行ったロケハンや遠足の様子を伺うこともできます。
このホームムービーを通して、眠っていた木下惠介の時代の風景や記憶を蘇らせ、一緒に時をかけてみましょう。



※肖像権などの権利関係により、本ホームムービーは映像の一部を再編集した上で公開しておりますので、ご了承ください。