【終了しました】2024/09/22(日・祝)~11/10(日)であう、あそぶ、きおくする—アートと映像の多文化社会—
87の国等の外国人約29,500人が暮らす浜松は、さまざまな文化が共存する「多文化社会」です。多様な人々の暮らしがあり、変化を続けるこのまちは、豊かな表現であふれています。(2024年6月時点)
鴨江アートセンターと木下惠介記念館で、アートの表現方法であり記録装置でもある「映像」のワークショップ、上映会、茶話会を開催します。映像を通して、自分とはちがう他者と出会い、それぞれの視点で表現し、ここにいるわたしたちの“あと”を残します。
2024/9/22(日・祝)14:00-16:00:
アニメーションワークショップ/Animation Workshop
2024/9/23(月・休)10:00-15:00:
音づくりワークショップ、発表会/Sound-Making, Live Screening
ワークショップ申込フォーム(申込開始 8/15(木)):https://forms.gle/pzwDBaULRtTkrVir8
2024/11/1(金)、11/4(月・休) 、11/10(日):
映画上映会&茶話会/Film Screening & Tea Party
上映会申込フォーム(申込開始 9/15(日)):https://forms.gle/NtWTWVGrXXvXBFST7
2024/9/22-23
【アニメーション&音づくりワークショップ】
Animation and Sound Making Workshop
会場:浜松市鴨江アートセンター
参加料:¥500
定員:20人(先着)
Venue: Kamoe Art Center, Hamamatsu
Fee: ¥500
Capacity: 20 (First come, first served basis/advanced booking is required)
対象:小学生以上
・外国にルーツやつながりのある人
・日本語を勉強している人
・最近引っ越してきた人
・興味がある人
※DAY1とDAY2の両方に参加してください。
This workshop is for those who are in elementary school (the age of 6) or older and who:
– has international/multicultural background
– currently studying Japanese
– has moved to areas near Hamamatsu
– is interested in the events
*Please participate in both DAY 1 and Day 2.
*ワークショップの様子を撮影した映像を11月の上映プログラムの一部として上映するほか、プロジェクトの記録として後日配信します。
*Please note that the workshop will be video-recorded to document in 15-minutes-long short film. The video will be shown as part of the screening programme in November and uploaded in other platforms.
DAY1:2024/9/22(日・祝)14:00-16:00
キノーラのクルクルアニメーションをつくろう
Making a flip book “Kinora” animation
日時: 9/22(日・祝)14:00-16:00
ファシリテーター(一緒につくるひと):蓮沼昌宏(はすぬま まさひろ)
Workshop facilitator: Hasunuma Masahiro
DAY2:2024/9/23(月・休)10:00-15:00
アニメーションに音をつけよう
Sound making for your animation
日時: 9/23(月・休)10:00-12:00
ファシリテーター(一緒につくるひと):オコトロン(おことろん)
Workshop facilitator: Ocotoron
アニメーションを上映しよう
Live Screening
日時: 9/23(月・休)13:00-15:00
ワークショップでつくるアニメーションと音をあわせて発表しましょう。
*だれでもみに来ることができます。(予約不要)
ゲスト:蓮沼昌宏、オコトロン
Guests: Hasunuma Masahiro, Ocotoron.
2024/11/1, 4, 10
【映画上映会「Screening Ourselves」】
Film Screening “Screening Ourselves”
会場:木下惠介記念館
参加料:各回¥500
定員:各回40人(予約優先)
Venue: Keisuke Kinoshita Memorial Museum
Fee: ¥500 per screening
Capacity: 40 per screening (Booking is recommended/prioritised)
日本と外国、両方にルーツやつながりをもつ映像作家3名の4作品を上映します。
作家の視点からていねいに紡がれる物語は、個人的でありながら、作家自身を超えてみる人の心をゆさぶります。
【上映作品】
2024/11/1(金) 18:30~(入場:18:00~)
『再びおかえり』
(マルコス・ヨシ監督/2021/105分)ポルトガル語
“Bem-vindos de Novo (Welcome Back, Farewell)”
(Directed by Marcos Yoshi / 2021 / 105 minute / in Portuguese)
『再び、お帰り』 作品紹介
1990年代以降の「デカセギ」現象と呼ばれるブラジルと日本の移民の流動に影響された日系人家族の絆を再構築する過程を追った自伝的ドキュメンタリー。監督のマルコスは、このデビュー作で家族の未来を保証したいという思いと、一緒にいることの不可能さとの葛藤を強調しながら、彼自身の家族の移民の軌跡を描きだした。世界最大の日系社会であるブラジルにおける日本人の存在を浮き彫りにしながら、移民によって引き裂かれた無数の家族の物語の一つである。
(2021/105分)
2024/11/4(月・休) 14:00~(入場:13:30~)
『愛しきソナ』 *デジタル・リマスタリング版
(ヤンヨンヒ監督/2009/82分)朝鮮語・日本語
“Sona, the Other Myself”
(Directed by Yang Yonghi / 2009 / 82 minutes / in Korean and Japanese)
『愛しきソナ』 作品紹介
北朝鮮で暮らす幼い姪を映す
愛する人たちが暮らすその地を想う時、私の心はいつも引き裂かれる。帰国事業により北朝鮮に移り住んだヤン ヨンヒの3人の兄。そこで生まれ育った姪のソナ。北朝鮮政府から入国禁止を言い渡されながら、愛する兄とソナへ15年の想いを込め作り上げた感動の1本。
監督・脚本・撮影・ナレーション:ヤン ヨンヒ 編集:ベクホ・JJ
デジタル・リマスタリング版 製作:PLACE TO BE
プロデューサー:荒井カオル テクニカルプロデューサー:ベクホ・JJ
Cooperated with: MOVIE LINE, NEW ID, GUARDIAN, WHO BAN Works, Passo Passo
韓国・日本/2009/朝鮮語・日本語/カラー/82分
2024/11/10(日) 14:00~
『異郷人』(柴波監督/2019/45分)&『広島生まれ』(柴波監督/2020/60分)
中国語・日本語 2本立て
“OUTLANDER” (Directed by Chai Bo / 2019 / 45 minutes / Mandarin Chinese and Japanese)
“Born in Hiroshima” (Directed by Chai Bo / 2020 / 60 minutes /Mandarin Chinese and Japanese)
*Double feature screening
『異郷人』(2019年)©柴波
『異郷人』 作品紹介
日本で生まれ、中国で育った女性が、再び日本の大学院に留学。日本留学中に「故郷」をテーマに写真創作活動を行い、父親の故郷・中国甘粛省の田舎へと旅に出る。蘇る記憶と現実の世界が交錯する旅の中で、彼女は自分自身にとって最も重要なものを見つけようとした。広島生まれ北京育ちの映画作家・柴波氏が日中両国の間で揺れる自分自身のアイデンティティーを探り出そうとするデビュー作。
監督:柴 波|2019年|日本・中国|45分
出演:柴 波、曹 樹倹、柴 居堂、王 富宇、柴 彦威、中田晴大、佐野 充
『広島生まれ』 作品紹介
「広島で「金太郎」という居酒屋を経営しているおじいさんがいる。私の父は30年前、広島に留学して彼と知り合った。その頃、私は広島で生まれた。「金太郎」のおじいさんは私を孫娘のように扱った。現在、彼には3人の子供と8人の孫がいて、十数人の大家族でこの居酒屋を経営している。 おじいさんも家族もいろいろなことを思い出し、記憶を頼りに親交を深めていく。歴史はこの地の人々の心に深く根を下ろし、今日まで続いている。彼らの話から、広島での過去の生活の記憶が少しずつ明らかになっていく。同時に、私は広島との縁をドキュメンタリーの中で探していく。「私はどこから来たのか」という疑問を抱きながら、自分とこの都市の繋がりを見出し、現在と歴史を語り継ごうとする。」
同時上映:9月の「アニメーション&音づくりワークショップ」の様子を記録した映像
(約15分、各回上映会のはじめに上映します。)
-The short film programme documenting the process of “Animation and Sound Making Workshop” will be shown at the beginning of each screening (15 minutes).
*開場は各回30分前 / Doors open 30 minutes before each screening.
*日本語以外の言語のパートには日本語字幕がつきます。 Japanese subtitle is available for the parts where non-Japanese language is used/spoken.
【茶話会(さわかい)「シネマ・ミートアップ」】
Tea Party “Cinema Meet-up”
映画のあとは、鴨江アートセンターで茶話会をひらきます(約1時間)。上映会に参加した人とスタッフで、みたばかりの作品のおはなしをします。飲物とおやつを用意しておまちしています。
“Cinema Meet-up” is a place for conversation and mingling after the screening. Enjoy exchanging your thoughts on screened film with others over beverages and some sweets/snacks.
【上映会の申込】Registration for Film Screening
上映会は予約優先です。予約は9/15(日)9:00からはじまります。
Advanced booking is recommended/prioritised. Sign up starts at 9AM on 15 September (Sunday).
Please sign up through the registration form below (Google Form).
*申込フォームでの事前予約は各上映会前日まで。
*Advanced booking is only available until the day before each screening.
ゲストプロフィール:
柴 波(さい なみ)
映画作家。広島県広島市生まれ。3歳まで広島で育ったのち、家族で北京に移住。2013年、北京電影学院映画脚本専攻卒業。その後、香港浸会大学映画製作専攻修士課程に進学したが、2年で中退。2017年、日本大学大学院芸術研究科映画製作専攻に入学。2019年に修了作品『異郷人』を製作後、同大学研究員として1年間ドキュメンタリー『広島生まれ』を製作。参加した作品は映画『柳川』(監督:張律)日本部分の現場プロデューサー、NHK番組『突撃!ストリートシェフ@四川・成都』のディレクターなど。現在は北京大学芸術学院で芸術学理論博士後期課程に在籍中。
CONTACT
一般社団法人浜松創造都市協議会 Association for Creative City Hamamatsu
E-mail:event@creativecityhamamatsu.org
Tel:053-458-5360(鴨江アートセンターにつながります。)
ACCESS
浜松市鴨江アートセンター/Kamoe Art Center, Hamamatsu
静岡県浜松市中央区鴨江町1番地/1, Kamoe-cho, Chuo-Ku, Hamamatsu Shizuoka
木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)/Keisuke Kinoshita Memorial Museum
静岡県浜松市中央区栄町3番地の1/3-1, Sakaemachi, Chuo-Ku, Hamamatsu Shizuoka
JR浜松駅からあるいて15分。
15-minutes walk from JR Hamamatsu Station.
JR浜松駅バスターミナル3番乗り場から約1 0分(9系統、9-22系統)。「鴨江アートセンター」でおります。
“Kamoe Art Center” Bus Stop on the 9 or 9-22 Bus, 10 minutes from JR Hamamatsu Station Bus Station (Stop 3).
浜松市及び諸都市が創造都市として発展するための環境整備を行うことを目的とし、2011年に設立しました。浜松市鴨江アートセンターと、木下惠介記念館(浜松市旧浜松銀行協会)の指定管理者として東海ビル管理株式会社との連携のもと、運営を行っています。
後援:浜松国際交流協会(HICE)、浜松市教育委員会
令和6年度浜松市創造都市推進事業補助金採択事業「アートを ミル・キク・ハナス プロジェクト」